Authorea、はじめました。
- 2017/07/03
- 00:00
論文を書くときにマックスめんどくさいのが、reference(引用文献)の付け方と各雑誌が指定したフォーマットへのreferenceの書式変更。
この解決策として、最近注目されつつある「クラウドライティング」で論文を書くサイト、
似たようなものに
自分が知る限り、一番チカラ強いサポートソフトウェアはEndNoteなのですが、、、
値段が高い。
幸い、自分は過去の予算で購入したものを使い続けているのですが、共著者にはEndNoteを持っていない人も多く、その方が加筆修正するとEndNote linkが切れて(引用文献のリンクが壊れて)、一から引用文献を組み直さなければいけないこともしばしば・・・。
三重大関係者だとEndNote WebというフリーのEndNoteが使えるのですが、これもまたフリーなだけに、reference styleの数が限られていたりして、なかなか不便。
(有料のEndNoteだとリンク先からoutput styleをダウンロードすれば、ほとんど全ての雑誌のreference styleをカバーできます)。
この解決策として、最近注目されつつある「クラウドライティング」で論文を書くサイト、
Authoreaを使いはじめました。
クラウドで論文を書く、ということについてはこちらをご覧ください。
いやあ、これ、本当に便利です。
無料アカウントでは1つのprivate(他人からは見えない)とpublic(みんなに丸見え) paperを書くことができ、co-authorにメール1つで招待できます。アカウント(メルアド)さえ大量に作れば複数のprivate paperを書くことができますが、いくらでもprivate paperが書ける契約が年間1万円でしたので、契約してしまいました。
何が便利って、referenceがつけやすいのもありますが、ほぼ同時に2人で同じpaperに書き込んでも、きれいに反映されます。そしてhistory付き。
共著が増えてきた自分にはとてもありがたいcloud writingです。
具体的な使い方はこちら。
似たようなものに
LaTexのOverLeaf(Authoreaも実はLaTex-baseですが)、Share-LaTex、
そして以前のブログで紹介したPaperpileを加えたGoogle docsなどがありますが、
実際に使ってみるとAuthoreaが一番使いやすかったです(当方、LaTexはさっぱり使ったことがない)。
・・・検索すると比較したサイトがありました。
Google docsも悪くはないのですが、なかなかBiologyの分野ではMS Word派閥が大きく、わざわざPaperpileを入れる面倒に敷居が高いようです。