リポソームを作ってみた
- 2016/07/27
- 07:44
前回のマウス実験技術講習(40の手習い)に引き続き、今回は2日間にわたってリポソームの作製技術を学んできました。
リポソームとは
リン脂質で構成された二重膜でできた小さな小泡で、その中の物質を細胞内へ導入したり、その小泡そのものを人工細胞として利用する試みがされています。
詳細はリンク先をどうぞ。
お世話になったのは大学発ベンチャーの某社。
経費は後輩研究者。ええ、本当に皆さん、ありがとうございます。
リポソームに関しては、自分で作る(?)のはLipofectamine 2000くらいで(最近は3000)、リポソームを使ったDrug deliveryの論文はリバイス中とはいうものの、そのリポソームを作ったことはありませんでした。
リポソームの種類どころか、クロロホルムに溶かした脂質の保管方法から教えていただきました(本当に化学の素人です)。
真空で有機溶媒を蒸発させるなんて、もうドキドキでした(ええ、本当に素人です)。
2日間にわたり4種の違うサイズのリポソームを作らせていただき、その丁寧な指導もさることながら、この研究所の機器を今後利用できることが大変ありがたい講習でした(いまだに無一文研究者なので実験機器を買えない)。
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