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ゼブラフィッシュの感染症対策(トラブル編)

そんなに忙しくしているつもりはないのに、あっという間に月日は流れてしまいます。
・・・はっ!これが老化か!?

さて、今回は前回の「ゼブラフィッシュの感染症対策」の続きです。

じゃあ、感染症が起こったらどうするんだ?

これに対する基本方針は
疑わしきは滅せよ!!
でございます。
ゼブラフィッシュにとってはひどい対応ですが(涙)。

病原菌(寄生虫・菌・ウイルス)は目に見えないので、本当に感染症が起こっているのか、なかなかわかりませんが
まず感染症の疑いが起こるのが

1. 週に1匹以上、同じ水槽で死亡個体が出る。
感染症状況としてはレベル1です。
よくこの段階で、背中が曲がっている個体や元気のない個体をコツコツ排除する方法を取ることがありますが、うちでは
水槽全員を排除します。

これで死亡個体が出なくなれば、まあ良しとしましょう。

2. いろいろな水槽で死亡個体が出る。
感染症状況としてはレベル99(いきなり!)です。
正直アウトです。
普通に飼育していれば、水槽規模や老魚をどれだけ飼っているかにもよりますが、週に5匹以内の死亡がギリギリ許容範囲内です。
この5匹も12ヶ月齢以下のものが含まれているのようなら
完全にアウトです。

その水槽システムはリセットする必要があります。

ガーーーーン!!

どうしても重要な魚以外は殺処分(悲しい)
重要な魚も、システム外、つまり検疫用水槽(前回のブログ参照)で飼育し、卵を産ませまくります。

そして該当水槽システムのリセット洗浄に入ります!!

3. 水槽システムのリセット洗浄
まず、魚がいなくなった水槽システムをビニールなどで軽く囲い、
15% 次亜塩素酸ナトリウム溶液を入れます!!
量は200L循環水に500-1000 mLくらいです(正直適当です)。
2日くらいそのまま次亜塩素酸ナトリウム溶液を循環させます。
臭いがきついですが、がんばりましょう!
次亜塩素酸ナトリウム溶液をかぶると、服や靴の色が抜けるので気をつけてくださいね。

さて2日経ちました。

今度は水に切り替えます。これまた水槽システムの水容量によりますが、1〜2日くらい水を回して、次亜塩素酸ナトリウムを飛ばします。
完全に飛ばさなくても、このあと乾燥プロセスに入るので気にしないでください。

次は排水します。
ここがちょっと大変です。まあここまででも十分大変でしたが。
というのも、ここでしっかり水を除くと、最後の乾燥プロセスがしっかりできます。
うちのシステムは排水バルブを開けても、けっこう濾過水槽に水が残るので、手でできるだけ水を除去します。

最後のステップ、システムの乾燥です。
一番厄介な感染症、寄生虫の卵を排除します。
これには2〜4週間かけます。
ながっ!!

通常は配水パイプに水循環用のポンプが繋がれていると思いますが、それを空気を送るポンプに接続し直します。
つまり水の代わりに、空気を水槽システムに送りまくり、全体を乾燥させるという方法です。

これ、簡単そうでなかなか厄介です。
お勧めは

200924_lp150hn.jpg


なかなかのいい仕事をするポンプです。

例えば4段ある水槽システムなら、2段ずつ2週間かけて、計4週間の乾燥になります。


乾燥が終わったら、システムの再起動です。
バイコムバフィ(ろ過材)を入れて、
水を入れて、
スーパーバイコム達を入れて(78と21PDね)
200924_bicom.gif

毎週少しずつ、稚魚を入れていって完成です!!



水槽システム再起動の時に、(寄生虫に汚染されているかもしれない)成魚を入れるのはやめましょうね。
(わざわざ言わなくてもわかるか)

詳しくは、新水槽スタートアップのブログを参考にしてくださーい。


以上、ちゃんちゃん!


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