[Published] ゼブラフィッシュ椎骨の内部構造をCTで解析してみた
- 2019/07/17
- 00:00
これまた、ながぁ~~い間、研究してきたネタがまとまりました。
これまでリガク社のマイクロCT装置で、さんざんゼブラフィッシュの内臓脂肪を解析してみたのですが、CTの王道に戻って、ゼブラフィッシュの骨を解析した研究です。
まあ、結果から言うと、人間で使われている骨評価パラメータのほとんどで、数値そのものは違いますが、人間の老化と同様、ゼブラフィッシュも年を取ると同じような変化をする、ということがわかりました。
といっても、社会人学生さんがときどき週末に実験しているペースでしたが。
Monma Y, Shimada Y, Nakayama H, Zang L, Nishimura N, Tanaka T. . Bone Rep. 2019;11:100215.
これまでリガク社のマイクロCT装置で、さんざんゼブラフィッシュの内臓脂肪を解析してみたのですが、CTの王道に戻って、ゼブラフィッシュの骨を解析した研究です。
まあ、単に解析するだけでは面白くないので、年齢・老化で骨の内部構造がどう変わっていくのか解析してみました。
まあ、結果から言うと、人間で使われている骨評価パラメータのほとんどで、数値そのものは違いますが、人間の老化と同様、ゼブラフィッシュも年を取ると同じような変化をする、ということがわかりました。
え、それじゃあわざわざ研究しなくても・・・と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
わずか数ミリのゼブラフィッシュの脊椎骨の内部構造をここまで細かく解析したのは世界で初めて
ですし、
またそんなに小さいのに、骨密度はもちろん、脊椎の中の細かい骨の3次元構造(脊椎骨の中の空間にどれくらい骨があるか、またその小さな骨と骨の間の空間量など)まで評価したのは、ある意味
クレイジー
といえるレベルの研究だと自負しております。
共著者の皆様、ご協力ありがとうございました。
ちょっと言い過ぎかも・・・
ちゃんちゃん。