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[Published] 新しい稚魚用の餌、乾燥ワムシシート

気づくと仕事内容が増えてしまうこのブログ(当たり前だろ)。
研究ばかりしている素晴らしい人物、という誤解を防ぐためにも日常生活ブログ(ゴールデンウィークの大阪旅行など)を書かないと〜、と思いつつも、今回もお仕事宣伝・自慢ブログです。
ええ、三流研究者は自分の宣伝もがんばって(少しでも自分を大きく見せて)予算を取りにいかないといけないのです。すみません(謝る必要はないんですけどね)。

論文がpublishされました!!
しかもコレスポ2報目!!
イエーイ‼️パチパチパチパチ・・・・

Dried Rotifer Sheet: A Novel Live Feed for Rearing First-Feeding Larvae

Zebrafishというゼブラフィッシュ専門誌から出版されました。


180501-01.png 

初めて餌を食べる稚魚(first-feeding larvae)はとても弱く、その時の餌摂取は生命予後・成長に多大な影響を与えます。この時期の餌として一番良いのはゾウリムシなどのプランクトン類の生き餌です。いろいろな粉末餌も開発されているのですが、どうしても生き餌には叶わないのが現状です。でもプランクトンの培養(と精製)はとても面倒なのです。

最近、ゾウリムシ(paramecia)に替わる稚魚用の生き餌、輪形動物ワムシ(rotifer)の一種ヒルガタワムシ(bdelloid rotifer)は乾燥しても生きていることに注目し(関連論文)、それを濾紙上で乾燥したシートです。水につけるとヒルガタワムシが復活して泳ぎだし、稚魚の生き餌になります。
つまり、これまで面倒だったゾウリムシやワムシの培養が不要になります。
また完全に精製したワムシを与えているので毎日の給餌でも水が汚れません。水の汚染に弱い稚魚にはぴったりです。もちろん他の生き餌と同等以上の生存率です。
180520_DRS-2.png 
キョーリンさんから販売予定です。



コレスポ1報目はequallyだったので、実質のコレスポは今回が初めてです。
なのでとても嬉しいです〜〜。

と言ってもこれまでのequally firstのときと仕事内容は変わっていませんが。
学生さん(first)が実験して論文を書いて、その内容がpoorな場合はごっそり書き直して(ここでequally firstになる)、ついでに自分が投稿して、reviseの対策を打って、学生さんが実験して、また自分が投稿してました。
昔はちょっと損してたのかも・・・。

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