Special issue "Zebrafish-Based Drug Screening" in Molecules Journal
- 2020/12/12
- 09:20
Dear friends,Thank you for your contribution to our special issue "Zebrafish-Based Drug Screening" in Molecules journal!The last paper I published was my own.Special Issue "Zebrafish-Based Drug Screening"It is a little early but have a great year!...
[YouTube] ゼブラフィッシュ実験技術説明 - アルテミアの調製
- 2020/11/17
- 00:00

前回、前々回に引き続き、第3回目の今日は・・・アルテミアのの調製方法です!!わ~~~、パチパチパチパチパチパチ・・・撮影:井上雅子(技術補佐員、Fish care taker)主演:中山寛子(研究員、業績)(ここからウンチク)アルテミア(Artemia, Brine shrimp)は、主に養殖業界では稚魚に用いられることの多い、生きた餌(小エビ)ですが、ゼブラフィッシュ研究業界では成魚にも与えます。ある意味、世界標準な餌でございます...
[YouTube] ゼブラフィッシュ実験技術説明 - 交配
- 2020/10/15
- 00:00

というわけで、ゼブラフィッシュ実験技術の説明動画、第2弾前回は産んだ卵の回収方法でしたが、今回はその前日のお仕事卵を産ますぜ!!撮影:井上雅子(技術補佐員、Fish care taker)主演:中山寛子(研究員、業績)ちなみに使っている採卵用水槽は、イタリア出身のテクノプラスト社さんのもの。(日本にも店あります)本当はこのZebTECという水槽システムが欲しいのですが、かなりお高いので見合わせております。で、このタンク...
[YouTube] ゼブラフィッシュ実験技術説明 - 採卵
- 2020/10/04
- 20:41
ゼブラフィッシュ研究を始めた方から時々基本的な飼育方法などを聞かれることが増えてきましたので、動画を作ってみました。第1回目は・・・採卵です!!撮影:井上雅子(技術補佐員、Fish care taker)主演:中山寛子(研究員、業績)これからもちょっとずつ増やしていこうと思います。こんなことを教えてほしい、という方がいましたら、遠慮なくご連絡くださいませ~~~...
ゼブラフィッシュの感染症対策(予防編)
- 2020/09/22
- 15:11

初心者の頃(でもないかも)一番やらかすトラブルは・・・感染症!!そうです、ゼブラフィッシュも感染症になります。コロナウイルス関係だと思った方、すみません。そっちのほうもそのうちやります。。。最初に水槽システムを立ち上げて、野生型(ABとかTU、あるいは理研の系統)を飼育し、実験に使っているうちに、徐々にmutantや遺伝子組み換え体が欲しくなり・・・こういう特殊な系統をZebrafish International Resource Cente...
新型コロナウイルスにより9ヵ国首脳がイグノーベル賞を受賞
- 2020/09/19
- 10:55

https://www.improbable.com/意外とパッとしないIg Nobel prizeのホームページ。左側の"Ig Nobel Prize Winners"をクリックして、下のほうにスクロールしていくと。。。MEDICAL EDUCATION PRIZE [BRAZIL, UK, INDIA, MEXICO, BELARUS, USA, TURKEY, RUSSIA, TURKMENISTAN]Jair Bolsonaro of Brazil, Boris Johnson of the United Kingdom, Narendra Modi of India, Andrés Manuel López Obrador of Mexico, Alexander Lukashe...
[Published] 帰って来れないうちのポスドク
- 2020/09/16
- 00:00

というわけで、帰ってこれないポスドク Jackyのレビュー祭開催中過去の彼の作品はこちら(過去ブログその1・その2)A comprehensive review on environmental toxicity of azole compounds to fish.Chemosphere. 2020; in press. Bhagat J, Singh N, Nishimura N, Shimada Y. ええ、なかなかいい仕事します。外国人研究員を獲得した(過去ブログ)甲斐がありました。内容は・・・アゾール系化合物は殺虫剤や抗原虫・真...
[Published] 怒りのマイクロプラスチックレビュー
- 2020/09/14
- 00:00

新型コロナウイルスのせいで、インドから帰って来れないポスドク、Jackyのレビューがようやくpublish。Toxicological interactions of microplastics/nanoplastics and environmental contaminants: Current Knowledge and Future Perspectives.J Hazard Mater. 2020; in press.Bhagat J, Nishimura N, Shimada Y. ナノプラスチックと環境汚染物質の相互作用による毒性について、ゼブラフィッシュを中心に超網羅的に書いたレ...
自宅で稚魚飼育
- 2020/08/30
- 00:00

うちは基本、週末や祝日は学生さんのバイトで餌やりをしてもらっているのですが気づくと数が少ない系統がいる!!そうです。育てにくい(死にやすい)系統は確かに存在します!通常のうちの飼育スケジュールは月曜:採卵セット(英語でいうところのcrossing)火曜:採卵水曜〜金曜:飼育水交換、この段階では受精後3日目なので給餌はなし。土日はインキュベータ内に放置(笑)週明けて月曜:飼育水交換火曜:必殺のワムシシート(...
[Published] 乳酸発酵したハナビラタケはβグルカンの云々で肥満に効く
- 2020/08/23
- 00:00

長〜い間レビュー中だった(新型コロナの影響か?)論文がようやくpublish。Lacto-fermented Cauliflower fungus (Sparassis crispa) ameliorates hepatic steatosis by activating beta-oxidation in a diet-induced obese zebrafish.J Med Food. 2020;23:803-810.Matsuura N, Zang L, Nishimura N, Shimada Y.わ〜〜、パチパチパチパチ・・・ハナビラタケというキノコを乳酸菌で発酵させたものを、肥満ゼブラフィッシュに経口投...
[Published] siRNAをゼブラフィッシュ体内のがんに入れる
- 2020/08/20
- 00:00

本なので、アクセプトされてから出版までかなり待たされた論文。これこそ、新型コロナの影響のような気がします。総取りまとめはメキシコUNAM(日本の東大みたいなとこ)の大先生ですし・・・。そして久しぶりの純粋なfirst author論文!!気付いたら5年ぶり・・・Developing a model for a siRNA delivery system by cancer implantation into zebrafish circulation.Methods Mol Biol. 2020; 2174:263-275.Shimada Y, Hazekawa M...
[YouTube] 調子に乗ってすぐ更新
- 2020/08/16
- 00:00
前回(というか前日)から始めたYouTuber。調子に乗って第2作目をすぐ更新してしまいました。アホですね〜〜〜今回はアドラー心理学で有名なアドラー先生についてです。正直、私はアドラー心理学について全然知りませんし(なんちゃって精神科医ですし)でも院長の説明でアドラー心理学を表面的にでも理解し、なぜ今、流行っているのかを自分なりに考えてみました。まあ、厳しく真理をズバッとついてくれるメンターが欲しい人も多...
[YouTube] YouTuber始めました!
- 2020/08/15
- 00:00

以前にも大学のサポートでYouTubeを出しましたが(過去ブログ)、今回は・・・本気でYouTuber始めました!!少し前から、新型コロナの自粛で学会などでの発表もできないし、民間企業との共同研究が減る可能性を考え、YouTubeで自分の研究成果を発表していこう!!と考えていたのですが・・・なぜか、全然関係ない精神科医としてもYouTubeをはじめてしまいました(笑)。研究者として引退を考えている訳では全くございません。一緒...
[Published] タイタンビカスという新種の花は創傷部位の酸化ストレスを軽減する
- 2020/06/01
- 00:00

基本、自分がメイン(コレスポかファースト)じゃない論文はpublishしてもあまり紹介しないのですが、今回はちょっと面白い実験をしていたので・・・Determination of anthocyanins and antioxidants in ‘Titanbicus’ edible flowers in vitro and in vivo. Plant Food Hum Nutr. 2020;75:265-271.Chensom S, Shimada Y, Nakayama H, Yoshida K, Kondo T, Katsuzaki H, Hasegawa S and Mishima T.地元企業の雄、赤塚植物園さんが開...
水槽を洗剤であらうかどうか?
- 2020/05/08
- 12:47

ゼブラフィッシュ水槽を洗剤を用いて洗っても大丈夫かどうか?意外とこの点に悩んでいるゼブラフィッシュ屋さんは多いかと思います。(自分の勘違いで、全然そんなことに悩んでいる研究者が全然いなかったらすみません)。うちは以前の貝についてのブログでも紹介したように、レッドラムズホーンという巻貝を苔取りとして養殖していますが、それでも水槽は汚れる!!(苔はあまり生えませんが)。当時のブログを見ると「本当に苔が...
[Published] ナノプラスチック研究モデルとしてのゼブラフィッシュ
- 2020/04/28
- 16:00

JSPSの外国人特別研究員Jacky Bhagatさんが来て半年、新型コロナウイルスの件でインドからなかなか戻ってこれませんが、彼の研究成果が早くもpublishできました。ReviewZebrafish: An emerging model to study microplastic and nanoplastic toxicityAuthor links open overlay panelJackyBhagatabLiqingZangabNorihiroNishimuraabYasuhitoShimadabcdhttps://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2020.138707よくがんばった!!言葉の通じ...
[Published] セラミドをレシチンで包んだものはゼブラフィッシュすら白くする
- 2020/03/31
- 20:51

というわけで1年前から開始した辻製油社さんとの共同研究成果がMoleculesに出版されました。Kagotani K, Nakayama H, Zang L, Fujimoto Y, Hayashi A, Sono R, Nishimura N, Shimada Y. Lecithin-based dermal drug delivery for anti-pigmentation maize ceramide. Molecules. 2020;25:1595. わー、パチパチパチパチ・・・やったことはいたってシンプル(そんなんばっか)よく化粧品なんかで耳にするセラミドを、もっと...
貝の飼育について
- 2020/03/03
- 14:36

うちの水槽システムでは、ゼブラフィッシュと貝を入れています。レッドラムズホーンと呼ばれるインド産の平巻貝です。まあ、簡単に増えますし、赤色が美しい。そしてこれを入れておくと、本当に苔が生えないので、小型水槽をゴシゴシ磨く必要がなくて助かります。実は3年前に寄生虫感染が疑われて(過去ブログ参照)、検疫用水槽システム以外、すべての水槽を消毒・乾燥処理したのですが(過去ブログ参照)、その際にこの貝の移動...
新水槽システムの運用開始
- 2020/02/28
- 16:32
1週間、水槽システムを水だけで回し、水漏れなどが起こらないか確認。2/26(水)UV照射装置を停止させ、亜硝酸分解細菌を投入。ろ過材(バイコムバフィ)に亜硝酸分解細菌が定着するまでにUVで殺菌されないようにするため。亜硝酸分解細菌はスーパーバイコム78(500 mL)と21PD(250 mL)をそれぞれ1本投入(お金が・・・)。同封の硝化菌専用基質を入れるのを忘れずに~2/27(木)翌日、試験用として受精後9日目(9 dpf)のAB系統...
新水槽システム導入
- 2020/02/19
- 00:00

帰国してもう3年。5台の水槽システムはどれもとても古く(うち1台は検疫用だから魚をあまり入れられない)、共同研究やら趣味の研究やら(汗)で、どんどん特殊なゼブラフィッシュ系統(蛍光発現やmutants)を増やし続け、さらにルーチンでZebrafish Embryo Acute Toxicity Test (ZFET)を回しているので、野生型系統も増やしまくりの今日この頃、ついに水槽システムがいっぱいいっぱいになりました!!(正確には昨年後半からやり...
ホームページ改訂
- 2019/12/25
- 09:34

というわけで三重大学の仕事用ウェブサイトを変更しました!!なかなかクールでしょ?ホームページのイメージは頭の中にできてはいたのですが、実現させるにはなかなか苦労しました。(いや、だってね、学内サーバーはいろいろ制限が厳しくて、あれも使えない、これも使えないでで・・・おっと誰か来たようだ)といっても、既存のフリーウェアを使っただけなんですけど(爆)使ったソフトウェアはMobiriseというフリーウェア有料版...
[Published] googleの簡単機械学習でゼブラフィッシュ 画像解析
- 2019/12/17
- 00:00

前回のZF-Mapperという画像定量化ソフトウェアの流れを組む研究、ZF-Informaticsの第2弾!!(ZF-Informaticsは自分で勝手に命名しました)ZF-AutoML: An Easy Machine-Learning-Based Method to Detect Anomalies in Fluorescent-Labelled Zebrafishby Ryota Sawaki 1,†,Daisuke Sato 2,†,Hiroko Nakayama 3,4,Yuki Nakagawa 2 andYasuhito Shimada 1,4,5,*1Department of Integrative Pharm...
[Published] ヤマトタチバナっていう特別なミカンをゼブラフィッシュに
- 2019/12/17
- 00:00

三重大学の生物資源学研究科との共同研究がpublishされました。J Med Food. 2019 Dec 17. doi: 10.1089/jmf.2019.4484. [Epub ahead of print]Water Extract of Yamato Tachibana (Citrus tachibana) Induces Food Intake in Adult and Larval Zebrafish.Yamada Y1, Chensom S1, Yonemoto H2, Nakayama H1,3, Zang L1,3, Nishimura N1,3, Mishima T1,4, Shimada Y2,3,5.ことの始まりは、...
[写真多い] 分子生物学会で(大勢で)発表してきました!
- 2019/12/06
- 00:00

毎年恒例の分子生物学会、今年も参加してきました(昨年・一昨年前はこちら)。しかも・・・演題5つ、総勢6名!!そして全員ほぼ全日程参加。お金が・・・。場所は福岡国際会議場。ポスタ-会場は少し離れていますが、こっちのほうがきれいかも。なかなかの活気です。屋台も出ています。ちょっとしたお祭りですね。ワークショップに選ばれた後輩研究者の御発表。内容はFront Genetで発表した糖尿病モデルゼブラフィッシュを用い...
[Published] TLR2はマイコバクテリアの感染防御に重要
- 2019/11/20
- 00:00

ライデン大学時代からの長期作がようやくpublishされました。BMC Genomics. 2019 Nov 20;20(1):878. doi: 10.1186/s12864-019-6265-1.Infection and RNA-seq analysis of a zebrafish tlr2 mutant shows a broad function of this toll-like receptor in transcriptional and metabolic control and defense to Mycobacterium marinum infection.Hu W1, Yang S1,2, Shimada Y1,3, Münch M4,5, Marín-Juez...